着物お役立ち情報

結城紬の里を訪ねてきました 手紡ぎ、かすり手括り、地機手織り

結城紬の里を訪ねてきました。重要無形文化財指定の3工程 ①手紡ぎ(真綿糸) ②手括り(絣つけ) ③地機の手織り、工房を拝見!結城紬は各工程分業なので、それぞれ家内工業的にされています。自宅の一角に道具(機など)を入れて仕事をされている感じ。本当に地味な作業で根気のいる仕事だと思います。こちらの工房では機が4台あって時代の担い手も育成されているとのことです。

通常は見ることのできない現場。貴重な体験に参加された皆さんもテンションが上がります!
1734 1731 1732
湯通し工房も拝見しました。結城紬はうどん粉糊を使用するために製品の段階ではゴワっとした風合いなのですが、仕立てる前には湯通しをして(糊を抜いて)しなやかな風合いにします。「結城紬は結城の里で湯通しをしてください」とのことです。
1733
結城紬資料館(奥順)
17361737

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きもの宝典(主婦の友)田中敦子編著 今の着物を考える上でとても興味深い本です

2016年9月に出された「きもの宝典(主婦の友)」。全ページ明治〜昭和のレトロな着物姿が掲載されていて書店で思わず手に取ってしまいました。

明治以降の着物の流れを見ることで、現代の私たちが当たり前だと思っている着物姿も色んな試行錯誤を経て今に至ることが分かります。例えば訪問着「訪問着は絵羽模様だけでなく訪問するに足る格の着物という広い意味合いもあったようだ(1925)」 「準礼装として格づけされるのは戦後しばらくしてのこと」などなど。
着物の種類、着方、 TPO、着付け道具、肌着、トレンド など、これまでの経緯を知ることで、これからの着物について柔軟に考えられる気がします。
Photo 17

| | コメント (0) | トラックバック (0)

成人式・東広島市 振袖の傾向 平成29年(2017)

新成人の皆さんおめでとうございます。

今年は新成人の親として式典会場へに行ってきました。会場は2,000人余りの新成人で埋まり、女性は殆どが振袖。
◎振袖の地色は例年通り赤、ピンク系が多数でしたが、特徴として濃い青緑系(ピーコックグリーン)や赤系統でもえび茶色が目立った気がします。
また、クリームや水色などパステル系統が少なくなっているようですが、その中で水色の古典柄はよく映えていました。
ピンク、白、朱色地が多かったのは母親の振袖(ママ振)の方が多かったからかもしれません。ママ振は年々増えているような気がします。
◎柄は古典模様が多かったのは最近の傾向とママ振の影響だと思います。
◎髪飾りは一頃の大振りなものは影を潜め、落ち着いてて古典の振袖に合うものが主流。つまみ簪や小ぶりな花をアレンジしたものです。
◎多くの方が式典会場でもフォックスやフェザーの白いショールをつけていましたが、室内だし寒くもないので付けなくていいと思います。ある意味お決まりになっている感じなのでしょうか?
振袖は家族皆んなの気持ちが込められている人生の宝物だと思います。伝統美を身にまとうことを切っ掛けに人生をさらに充実したものにしてください。
171 172

| | コメント (0) | トラックバック (0)

本日着ている着物はウールアンサンブル(ウール100%)

男物のウールアンサンブル着物。ある意味ヴィンテージです

 この着物は当店の在庫を自分用に仕立てたもの。先代が30〜40年位前に仕入れた年代物です。生地に厚みと張りがあり、殆どシワが気になりません。ウールは基本的に単衣仕立てですが暖かさは抜群です!恐らく このレベルのウールの着物地って今は生産されてないのではないかと思います。
1
実は最初に仕立てたのが10年以上前で袖口や裾のスレが気になってきたので、表裏を逆にして仕立て替えています。
2
ウールの着物は裏地をつけない単衣仕立て

| | コメント (0) | トラックバック (0)

西条酒蔵通り・成人記念写真館inくぐり門 2017年1月9日

「西条酒蔵通り・成人記念写真館inくぐり門」 〜東広島市観光協会主催〜

1月9日12時30分〜16時00分
◎酒樽をバックに記念撮影 (500円) 
◎記念ラベルのお酒(1本1300円)
◎新成人の方福引きガチャ(先着50名)
◎甘酒サービス
成人式イベントですが、どなたでも参加できるそうなので、酒樽をバックにのん太くんと着物で記念撮影なんてお勧めです(o^-^o)
171

| | コメント (0) | トラックバック (0)

たもと落とし 便利そうです

着物を愛する着物男子から教えて頂きました。「たもと落とし」って江戸時代には広く使われていたみたいですが、知りませんでした(゚ー゚;

2つの(左右)袋物が紐で繋いであって、長襦袢を着る前に首に引っ掛けます。長襦袢を着たら左右の袋物をそれぞれ袖に落とす。袖の中で浮いているんですね。
普通は袖にそのまんま財布や車の鍵などを突っ込みたくなるけど、これでは袖下が膨らんだり、生地を傷めたりします。この「たもと落とし」を使えば、袖下に負荷がかからなくなります。巾着持たなくても良いので忘れ物防止にもなりそう。
これは使えそうなので、試しに自分で作ってみよっ(o^-^o)!
Web分かりやすいように両袖から出したところ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

染色補正森本さんの「着物お手入れ講座」「プロが教える着物講座」に参加しました。この講座は本当に役に立ちます!

 染色補正森本(京都)さんの「着物お手入れ講座」「プロが教える着物講座」に参加しました。代表の森本景一さんは染色補正師であり家紋研究のエキスパートでいらっしゃいます。

主に着物のシミ抜き、地色の変色直しなどを見せて頂きました。これまで色んな補正師さんの実演を見て来ましたが、新たな発見がいっぱいありました!
例えば、ベンジンを使ったシミ抜き。一般に薬局で買えるカイロベンジンでは大してシミは落ちないということでした。確かにあんまり落ちないなと思っていました(゚ー゚;
着物の色ヤケ直しも鮮やか。染料を調合して地色の色ヤケ部分にスプレーをするとほとんど分からなくなりました(画像2)。
 また、着物の丸洗いについて特に強調されていたことがあります。着物を「丸洗い」に出す場合、単純に丸洗い(ドライクリーニング)だけでは油性の汚れしか落ちなくて、水性の汚れは落ちません。水性の汚れを残したままプレスして熱を加えると、そのシミが落ちにくくなってしまいます(画像③)。シミの性質まで総合的に判断してクリーニングしなくてはダメということでした。
染色補正は本当に奥が深い!まさに着物ドクターです。私の様な呉服屋は是非見ておくべきだし、着物を愛する皆さんにもこんな良い講座があることを知って頂きたいと思います。
⭐️染色補正森本さんのフェイスブックページ:https://www.facebook.com/omiyakamon/
画像①16115シミ抜き
画像②16112仕立て上がりの着物。地色にひどい色ヤケがあるのを直しています。
画像③16114血液の汚れに熱を加えたらどれだけ落ちにくくなるのか実験
画像④16111家紋について
画像⑤16117江戸時代以前の女性座り方と着物の身幅や柄付けについての説明

| | コメント (0) | トラックバック (0)

福原愛さんの振袖で話題の「きぬたや絞り」 何故か間違った知識が出回っているようです

 卓球の福原愛さん結婚記者会見以来話題の「きぬたや」の総絞り振袖。本当に清楚で可愛い着物姿に私の周りでも大好評です(o^-^o)

 この振袖について間違った情報が流れているようです。「辻が花」「辻が浜」「久保田一竹」の名前まで上がって話題にされているようですが、この振袖は「辻が花」※画像6参照ではありません。また「辻が浜」という名称はありません。 「辻が花」とは室町時代後期から安土桃山、江戸初期にかけて行われた絞り技法で、縫い締め絞りを中心に筆書きや摺箔を併用したものです(但し定義は難しい)。※長崎巌著・きものと裂のことば案内参照

 愛ちゃんの振袖は 「鹿の子絞り」又は「本疋田絞り」を中心に「帽子絞り」「桶絞り」「一目絞り」などを併用した総絞り。ということになると思います。
価格についてもどんどん跳ね上がって凄い額がうわさわれているようですが、大げさだと思います。ただし「鹿の子絞り」中心の振袖と「本疋田絞り」中心の振袖では金額は大きく違います。※画像④⑤参照


画像1きぬたや振袖
Photo
画像2きぬたや振袖
Photo_2
画像3きぬたや振袖(本疋田)
1
画像4(下)鹿の子絞り 綿糸で4回巻く
Photo_3
画像5(下)本疋田絞り  絹糸で12回巻いて絞るので上の鹿の子絞りに比べて白く抜ける面積が多く、中心の点が小さい。高い技術と手間が掛かる大変高価な着物。一般的な疋田絞りは8回巻きだが「きぬたや」は12回。
2
画像6(下)辻が花 安土桃山時代の辻が花染めを「故・久保田一竹」が現代に甦らせた様式
Photo_4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

福原愛さんの結婚報告記者会見 藤娘きぬたやの艶やかな振袖姿が印象的でした

先日卓球の福原愛さんの結婚報告記者会見がありましたが、艶やかな振袖姿が印象的でしたね。とても良く似合ってました!この振袖は典型的な「きぬたや」の振袖。絞りと彩色を併用した、大変手間と技を屈指した逸品です。日本女性にとって憧れの振袖。美しい日本女性の姿を見せてくれた福原さん天晴れ\●/ 

Photo

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「とと姉ちゃん」 の着物・8月12日 東京なので女性の黒留袖にも「家紋」でした!  

NHK「とと姉ちゃん」 今日の放送は鞠子さんの結婚式でしたね。やっぱり着物に目が行きます。特に「紋」。母・君子(木村多江)の黒留袖には「丸に三柏」、水田さんのご両親(筧利夫ほか)はお二人とも「丸に橘」、森田夫妻は「丸に木瓜」。
私の地元・広島を含む関西以西ではアレっ???と思った方もいるかもしれません。水田さんのご両親が同じ紋というのが先ず不思議!広島などでは、「女紋」と言って、女性は母の紋を受け継いでいくので、ご主人の使う「家紋(家の紋)とは違うのです。
また、いずれの紋も「丸に〜〜」。紋に「丸」がつくのは主に男性が使う「家紋」の場合が多いので、女性の紋に「丸」???・・・という感覚があります(例外もあり)。
「とと姉ちゃん」は東京のお話なので、女性も男性も「家紋」なんですね。さすがNHKさん!
◎丸に三つ柏
Photo_6Photo_3
◎丸に橘
Photo_7Photo_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧