« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

2008年7月

手描京友禅古典柄の振袖

 昨日は地元のお客様が母娘で振袖を選びに来て下さいました。水色、赤、黄色、黒地など色々着装して選んで頂きましたが、お嬢様の雰囲気を見て最終的に白地の手描京友禅の古典柄振袖に、濃いめの金地袋帯をコーディネイトさせていただきました。
 京都の問屋さんから送って頂いていた品物も一緒に見て頂いたのですが、手描でないものは迫力に掛けます。
古典の本格的な振袖を作ってやりたいというお母様のお気持ちがとても伝わったので、私が心から良いと思う手描(てがき)の逸品と上質な袋帯、長襦袢をコーディネイトしてご予算に合わせるように心掛けました。当店が本来頂きたい利益を削ってでも、本物の友禅を作らせて頂く方がお客様にとっては一番良いですし、当店にとっても長い目でみて必ず良いと考えています。
 振袖は、大雑把に分けて ①伝統工芸品としての心を感じる呉服  ②利益を追求する為の工業的商品 ③キャラクターイメージ型のブランド品  があると思います。 もちろんその中間のグレーゾーンも多いですし、それぞれの良さはあると思いますが、着物が他のファッションと違う部分は、作ってくれた母の心、自分の着物への愛着、自分の子〜孫へと伝わる心と伝統美が秘められていることです。 
私は着物本来の伝統美の感じられるものをお勧めしていきたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

手描京友禅古典柄の振袖

 昨日は地元のお客様が振袖を選びに来て下さいました。水色、赤、黄色、黒地など色々見て頂きましたが、最終的に白地の手描京友禅の古典柄振袖に、濃いめの金地袋帯をコーディネイトさせていただきました。
京都の問屋さんから送って頂いていた品物も一緒に見て頂いたのですが、手描でないものは迫力に掛けます。
 古典の本格的な振袖を作ってやりたいというお母様のお気持ちがとても伝わったので、私が心から良いと思う手描(てがき)の逸品と上質な袋帯、長襦袢をコーディネイトしてご予算に合わせるように心掛けました。当店が本来頂きたい利益を削ってでも、本物の友禅を作らせて頂く方がお客様にとっては一番良いですし、当店にとっても長い目でみて必ず良いのです。
 振袖に限らず着物は、大雑把に分けて ①伝統工芸品としての心を感じる呉服  ②利益を追求する為の工業的商品 ③キャラクターイメージ型のブランド品  があると思います。 もちろんその中間のグレーゾーンも多いですし、それぞれの良さはあると思います。
 着物が他のファッションと違う部分は、作ってくれた母の心、自分の着物への愛着、自分の子〜孫へと伝わる心と伝統美が秘められていることです。 
私は着物本来の伝統美の感じられるものをお勧めしていきたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ゆかた、和装小物 年に1度のお買い得市

案内状→
日時:8月7日(木)〜10日(日) 午前10時〜午後7時
場所:いと善店内にて
 詳しくは「案内状」又は電話082-423-5651まで
上質な浴衣や和装小物を期間限定の破格値で出品します。
夏の帯締、帯揚、プレタの浴衣3,000円均一(仕立上り)も多数揃えています。
極上の帯締や普段は値引きしないブランドゆかた、定番の着付小物も割引します。
東広島市内にお住まい又はお近くの方は是非見にきて下さい。 もちろん遠方からのご来場も大歓迎です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

呉服屋の陶芸展

 先日、貞松善次作陶展が終了しました。日展8年連続入賞など益々評価が上昇中の有田の陶芸家。釉薬を匠みに使った色の芸術です。呉服屋の私としては初めての試みでしたので、売上はともかく?? 作品は大変好評でした。特に平成の「曜変天目茶碗」とも言える抹茶茶碗、水指、香炉は見事で、茶道をされている方には大変評価を頂きました。鉄釉(恐らく)の深い漆黒の地に曜変の結晶が浮かび上がる景色のおもしろさは何とも言えません。結晶の出方もまちまちで、なかなか出そうと思って出るものではないそうです。
 茶道をされている人生の証しとしてご注文下さる方もおられ大変感激しました。
 呉服屋がどうして陶芸展なのと思われるかも知れませんが、着物ー茶道ー陶芸 という部分だけ考えても、日本の伝統美という一貫性があります。着物の感性を深めるためにも、私自身このようなことに趣味を広げていきたいと思っています。Tougeiten

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きもの文化検定2級申し込み

 きもの文化検定事務センターから今年の受験案内が届きました。やはり今年も「広島会場新設!」なんてことはなく残念!どうして広島がないんでしょうね〜。 岡山まで長旅となります。 
 2級の問題はこれまでの復習が中心になるので、昨年の試験の後に頭から消えてしまったことを再度確認する良い機会になります。案内の中に問題イメージも同封されていたので参考になりました。3級までのマークシートとは違い記述式になるので、やはり漢字での回答を求められる問題もありますが、平仮名にしてもよい問題もあるようです。
 例題では友禅染め行程の虫食いを記号で答えるもの、反物の裁断図の名称を漢字で答えるなどの基本的な問題なので、テキストを読んでいれば難しくはないのですが、昨年の3級試験問題が結構細かな部分をついてくる難しい問題だったので油断は禁物かも。
 この機会にうる覚えのこともしっかり頭に入れておこうと思います。問題の3割はテキスト以外からのようなので、より実力が試されます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

禅の心茶の心 朝日新聞社

「禅の心茶の心」 有馬頼底(ありまらいてい)、真野響子(まやきょうこ)対談   
出版:朝日新聞社  
昨日から読み始めました。
先日お客様に「相国寺での源氏物語錦織絵巻(山口伊太郎)展良かったですよ!」という話をしていたところ、「相国寺と言えば管長が有馬頼底という大変な文化人でもある方で、最近その方の本を読んだから貸して上げましょう」という話になり、早速お借りしたのが、「禅の心茶の心」。
 まださわりだけしか読んでいませんが、「千利休と朝鮮半島の焼きもの、更には柳宗悦の民芸との関わり」や「千利休の質素な茶室の原点は朝鮮半島の民家にある」などとても興味深い話が出てきます。
丁度、11日から有田の陶芸作家展(磁器)をするのですが、益々興味がわいてきました。茶道をされている方にとってもとても役に立つと思います。
対談集なのでとても読み易い、お勧めの1冊です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

館山唐桟(綿の着物)の功労者

 館山唐桟織(木綿の着物)は千葉県の無形文化財。細い木綿糸で織った縦縞(しま)織物です。
現在木綿の縞織物の代名詞と言えるでしょう。
 明治時代に初代の斉藤茂助が館山で唐棧織を始め。以後、二代:豊吉、三代:光司、四代:裕司と館山で制作を続けておられます。山桃、藍、椎、矢車の実などを使った草木染め(赤は斉藤家伝来の化学染料)と木綿織をかたくなに守っていることも尊敬に値します。
 10数年前「NHK・日本染織紀行」と言う番組で三代:光司氏、四代:裕司氏が取材されているのを見たのがきっかけで、斉藤氏に直接お電話して、何反か織って頂いています。私の妻も1枚着ていますが、縞のパターンと色目がとても気に入っています。しなやかで着心地が良いそうです。いと善の在庫も1反だけあります。現在新たに2反注文していますが、糸の草木染めの段階からご自分でされているので、糸が揃わないと注文の縞柄ができないとのこと。気長に待っています。
 三代・斉藤光司氏は平成12年春の叙勲で勲五等瑞宝章を受章された「唐桟織」というより、日本の染織界の功労者。残念ながら先頃ご逝去されたと伺いました。私はお電話でしかお話したことがありませんが、とてもまじめな職人さんという印象を持っておりました。大変残念に思っております。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 斉藤家の唐桟は四代:裕司氏に引き継がれています。今後も館山唐桟とういうまじめな伝統工芸品を更に発展させて頂きたいと願っております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

山口伊太郎 源氏物語錦織絵巻

山口伊太郎 源氏物語錦織絵巻展に行ってきました。
源氏物語絵巻を京都西陣の錦織で織り表した大作。37年の歳月を掛けて今年3月3日にようやく完成したものです。
詳しくは京都・相国寺 承天閣美術館→
   7月21日(月)まで開催中
 偶然ですが私が行った6月27日は山口伊太郎氏が亡くなってちょうど1年の命日とのことで、小さな祭壇が置かれていました。
 6月中旬に京都で同展を見て来たというお客様から教えて頂き、図録をお借りして見てみたのですが、写真からも見事な技と迫力が伝わって来たので、これは是非実物を見てこなきゃという思いで行ってきました。
 実際に見てみて分かったのですが、大和絵の表現を織物で写し取ったというような単純なものではないということです。源氏物語に登場する人物の着物は何層にも重ねて着る襲(かさね)の色目の表現が特徴ですが、その配色の妙は、やはり長年西陣で帯を織っていた感性が生かされていると思います。また、織物で衣裳を表現できるわけですから、大和絵とは違う立体感や素材感が感じられて、西陣織りで表現する意味があるのだと感じました。 試しに絵巻を角度を変えて低い位置からみて見ると、3次元空間にさえ見えてきたのには感動しました。
 また、夏衣や御簾(みす)の透かした表現など細かな表現を可能にする為に様々なアイデアと高度な技術を屈指しているのも見どころです。これは言葉ではとても言い表せません。
会場に解説してくれる西陣織の専門家(たぶん職人さん)がおられるので、技術的なことも教えてくれます。
 見ていてとても心地の良い感動を覚えながら、時間を忘れて見入っていました。
 7月21日まで期間延長されたそうなので、チャンスのある方は是非行ってみて下さい。相国寺自体も伝統と格式のあるお寺で大変見どころがあります。Yamaguchiitarou
Soukokuji

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »