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2008年1月

着物で新年会

 昨日(1月26日土)にいと善恒例の「着物で新年会」をしました。20代から70代の方まで幅広く着物好きの方々が参加して下さり、とっても盛り上がりました。1次会は東広島市西条町の「白竜湖」という和食のお店で昼御膳やお酒をいただいて打ち解けた後に、場所を近くの東広島市民文化センター(サンスクエア)の和室に移して、「お煎茶」、「日本舞踊」、「詩舞」など趣味のある方にその腕前を披露してもらうという趣向でした。やはり着物好きの方々ですから、日本の伝統文化には大変関心があって、それぞれの芸能に皆さん熱い視線を送られていました。お煎茶をされた方も、お稽古以外でお手前をされるのは今回が初めてということで、いと善の新年会が単なる宴会だけではなく、こういう発表の場になってきたことをとても嬉しく感じています。
 また、ある参加者のご好意で、こだわりの本格コーヒーやハーブティーのおもてなしもあって味覚も楽しませてもらいました。
 雰囲気は全く堅苦しくなく、私なんかお酒をどんどん勧められてしまって日頃の硬派のイメージ(???)はガタガタです。 ちなみに今年は妻の後押しもあり私も余興でフルート演奏を披露させてもらいました。高校生の頃趣味で習っていて、それ以後殆ど吹いて無かったのですが、久しぶりに3日間猛練習をしてトライしてみました。曲は「ムーンリバー」と、ビゼーのアルルの女から「メヌエット」。ベロンベロンに酔った状態で演奏するというのは無謀だというのがよ〜く分かりました。
 いと善の新年会は毎年しているので、着物が好きな皆さんに是非参加して頂きたいです。

Shinanenkai1
Shinanenkai2

Flute

Shinanenkai4
Shinnenkai3

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きもの文化講座

 きもの文化検定は昨年も全国で大勢の方が受けられていました。きもの文化への関心の高さを感じています。
そんな高まりにも触発されて、2年前より着物文化講座を開講しています。1時間30分〜2時間程度で、途中ティータイムを入れながら、なるべく和やかな雰囲気を心がけています。実は話下手なんですけど、着物については語りますよ。「着物は好きだけど、まったく分からないからとにかく色々知りたい」という方から「より深く着物について知りたい」という方まで、ご理解度に応じてお話させてもらってます。
 やはりきものは歴史を通してお話するのが楽しいですね。私自身、歴史から着物への理解と関心が深まりましたから。東広島市内やお近くの方は是非ご利用下さいね。
  内容は以下の通りです。尚、きもの文化検定対策の講義をご希望の方にはそれに対応した内容を組ませてもらいます。
●内容
    1回目 小袖を源流とする着物の歴史
    2回目 染め織りの種類と特徴
    3回目 カラーコーディネイト論
    4回目 きものの手入れ 着装の基本 など   
●場所:いと善(東広島市西条岡町3-16) 
●曜日:金曜日10時00分〜11時30分 (その他ご相談に応じます)
●受講料:2,000円(全4回分)
●講師:三木一哉 いと善店主、きの和装学苑師範、色彩能力検定2級AFT、きもの文化検定順次取得中 ほか

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きもの文化検定3級 合格(平成19年10月の検定)

 きもの文化検定(全日本きもの振興会)3級の合格通知が昨日届きました。得点はほぼ予想通りの94点。あの難しい問題にしては良かったかなと思っていたら、試験結果の詳細の中に、全国の最高得点が「95点」と記してあったので、「あと1点、まぐれでもいいから正解していれば・・・」と 、少し惜しい気持ちが芽生えてしまいました。”欲なものです”
 それにしても、3級を受けた5361人中、合格者が2125人で合格率39%というのは、ちょっと厳しすぎるのではないかと思います。1〜2級ならまだしも3級でこの難易度だと、呉服業界以外の方には取っ付きにくい検定になってしまうのではないかと心配します。3級のテキストを読む限り、趣味で着物を楽しみたい方にも大筋は十分理解できるし、興味が持てるおもしろい内容で、着物の理解につながると思うのですが、試験が難しいと3級を受ける意欲が無くなって、テキストを読む機会も失われてしまっては残念です。まだ始まったばかりの検定なので、今後その辺りは考慮して頂けるのではないかと期待します。
 今年の2級のテキストや問題はどんなにレベルアップするのかとても怖い気がしますが、 着物を生業とする者としてはしっかり勉強しようと思います。出題者の方には、どうかお手柔らかにお願いしますね。

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ユニクロのヒートテックインナー良さそうです

男の着物の場合、冬はインナーに結構こ困るものです。和装用として一般に売っているのは薄手の肌襦袢くらいで、袖は肘くらいまでしかないし、薄手で暖かいとはとても言えません。これまでに市販のV首長袖インナーを検討してみたりもしましたが、色が良くても首のVが浅かったり、U首で深くても色が肌色や白だったりで、袖が出るといかにも下着を付けている感じが強くして野暮ったく感じるので、思うようなインナーはないかとずっと思っていました。
夏にユニクロの半袖インナーを買って、着物の下に着てみたら、Vが深いため衿が除かずに和装でも使えることが分かったので、冬に長袖が出たら試してみようと思っていました。先日ようやくヒートテックの長袖(9分袖)V首インナーの黒(縞柄入り)を買って早速着てみました。やっぱり良いと思います。ヒートテックで暖かいですしね。 
因みに、本当は縞柄ではない方が良かったのですが、Lサイズで合うのが、これしかなかったと言うこともあります。人気商品で品薄状態らしいと聞いています。

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広島・京都文化フォーラム「21世紀の和風を求めて」について

広島・京都文化フォーラム 「21世紀の和風を求めて」
 昨年12月22日中国新聞ホールで開催されたフォーラムに行ってきました。上田宗箇流家元:上田宗冏氏、京都工芸繊維大学名誉教授:中村昌生氏(茶室や数寄屋建築研究の第一人者)、池坊次期家元:池坊由紀氏 のパネルディスカッションがあり、これからの日本文化と暮らしについて中身の濃いお話を伺うことができました。内容を私なりにまとめてみました。
●上田宗冏氏(うえだそうけい):日常の生活では緊張を強いられるが、茶室に入った時に心が定まる、自分を取り戻せる。茶の湯も生け花も他を生かし合う精神が根底にあり、茶室に入って一番実感するのは今生きている花、客、自分です。
日本の暮らしは戦後便利で簡素な方向へ向かいました。しかし楽だが美しくはない
日常の中に静なる空間を作ってほしい。
●中村昌生氏(なかむらまさお):茶室は思想を語る建築。世界でも稀な建築です。その日おもてなしする客の為に奔走するのが茶の湯。かつて茶の湯は和と外来の境を作らなかった。今は和洋の対比ですが、何もかも日本古来のモノに固執する必要はない。あくまでも精神の問題。
 例えば中村氏が携わった京都迎賓館の屋根材はニッケルステンレス複合板(瓦屋根よりも軽く銅板より耐久性が高い)を使用しています。その時代の素晴らしい素材を使いながらも和の精神性を伝えていくことが大切。
●池坊由紀氏(いけのぼうゆき):生け花とは互いに生かし合う心。挿し花やフラワーアレンジメントとはまた違うもの。原点は十五世紀の座敷飾りにあり、掛軸、唐物、工芸品という他を尊重し互いに調和をはかりながら一つの空間を構成するものです。生かし合う心があれば、洋風の器や花を使っても、それは日本の生け花、つまり「和風」なんです。

 それぞれのお話は今までにも多くの方が語られ、ある意味当たり前のようにも感じるかも知れませんが、私の心にはじわじわと響いてきました。お茶を出す、いただく、という単純な行為がどうしてこれほど日本の精神文化として受け継がれて来たのか、私は正直言って不思議な感覚も持っていましたが、単純に考えてみると普段お抹茶に限らず、緑茶、コーヒー、紅茶を頂くときは気持ちがほっとしますよね。それが、色んなストレスをかかえている日常の中で、誰かがタイミングよくお茶を差し出してくれた時は本当に嬉しいものです。ほんのひと時のことなのですが。 こういう相手の気持ちを思いやる心一つ一つを形にして極めていったのが、茶道や生花なのかも知れないと感じました。
 とは言え、どんな良いことを言っても「わかっちゃいるけど・・・」というのが人の常。私にはとても遠い境地なのですが、今回のお話を心に留めおきながら日々熟成させていきたいものです。
 
私たちのこれからの方向性が少し見えてきた気がします。


参考資料:中国新聞 平成19年12月30日の特集

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謹賀新年 

あけましておめでとうございます。
今年の初詣は広島市西区の旭山神社に参りました。長い階段を登る高台で、風光明美な神社です。
この神社は歴史が古く、毛利元就が戦国武将として全国に名を轟かすきっかけとなった厳島合戦( 1555年)の時、元就公が当神社に戦勝祈願の為詣でた折、山上から差し昇る朝日を拝み「旭山八幡宮」と称するようになったそうです。後に毛利輝元公が広島城築城の下見にあたり登った山がこの旭山だったと言われます。
その毛利元就公にあやかって今年の更なる上昇を願ってきました。

神社では着物姿の方も結構見かけました。赤いウールの着物など20代くらいの方の着物姿が多かったですが、新年に華やぎを与えてくれます。
今年も着物を通じて、良い一年にしたいと思います。

●話は全然変わりますが、昨年12月22日に広島の中国新聞本社で開催された広島・京都文化フォーラム「21世紀の和風を求めて」を拝聴してきました。京都工芸繊維大学名誉教授:中村昌生さん、池坊次期家元:池坊由紀さん、上田宗箇流家元:上田宗冏(そうけい)さんのパネルディスカッションなどがあり、テレビや文章とは違い、生の声を聞けて多少なりともその人となりを感じ取れましたし、感銘を受けるお話が色々聞けたので、後日感想をまとめて記事にしたいと思います。
因みに12月30日の中国新聞の広島・京都文化フォーラム特集では生け花の写真の中で生け花を見つめる私と妻も偶然写っていました。ビックリです!”誰も分からないと思いますけど”

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